うつ病を改善するためには、まずはうつ病について知ることだとみうらゆういちろうは考えています。大阪カウンセリングのは「本当にうつを治したい」と悩んでいるあなたの味方です。
もっとも大きな二つの原因
日本にはうつ病で苦しんでいる患者さんが大勢いらっしゃいます。そんな中「なぜうつ病になってしまうのか」というはっきりとした原因は未だに解明されていません。脳の伝達物質の働きが悪くなったり、ストレスやうつ病とは関係ない身体的な病、また環境が変わったことによるストレスなど、色々な要因が重なって発病すると言われています。
つまりうつ病を理解するためには、1つの原因だけではないということを知ることが大切です。
まずはうつ病になってしまう2つの大きな要因を紹介します。
うつ病の要因① 環境的要因
うつ病は、その人の周りを取り囲む「環境」に引き起こされることがあります。例えば以下のような要因があります。
- 幼少期の厳しい体験
- 家族や親しい人の死亡
- 仕事や財産の喪失
- 人間関係のトラブル
- 家庭内不和
- 就職や退職、転職、結婚や離婚
- 妊娠、育児、引越しなどの環境変化
うつ病になるまでに上記のような辛い体験があったという患者さんがたくさんいらっしゃいます。つまり受け入れがたい辛い体験が自分自身を追い詰め、うつ病が発症してしまうということです。
うつ病の要因② 身体的要因
うつ病は身体的な要因でも発症することがあります。
- 慢性的な疲労
- 脳血管障害
- 感染症、癌、甲状腺機能の異常
- 月経前や出産後、更年期などホルモンバランスの変化
- 降圧薬、経口避妊薬などの服用
これらの身体的要因は、過労や持病、また薬の投与や体質によって引き起こされるものです。
過度のストレスが引き金に
うつ病の要因は人によって様々ですが、多くの場合は「過度のストレス」が引き金になってしまうパターンです。
うつ病になる可能性は全ての人にあると言われていますが、この引き金を引いてしまうかどうかが重要なのかもしれません。
例えば人間関係からくるストレス。職場や学校でのいじめ、「身近な人の死」など、自分の中だけではどうしても処理しきれないほどの苦痛、ストレスに襲われた時にうつ病になってしまうことがたくさんあります。そのほかにも以下のような要因があります。
仕事のストレス | リストラ、失敗、定年、いじめなど |
---|---|
身体的なストレス | 月経、事故による怪我、病気、妊娠、出産など |
家庭のストレス | 家庭内不和、離婚、子供の反抗期など |
お金のストレス | 貧困、税金、相続関係など |
生活環境のストレス | 引越し、転勤など |
喪失体験のストレス | 身近な人の死、離別など |
うつ病が発症しやすい人の傾向
うつ病になりやすい人と、なりにくい人がいるのは事実です。ある体験をして、その体験が引き金となってうつ病が発症してしまう人がいる一方、同じ体験をしてもうつ病にならない人もいます。ではどんな人がうつ病になりやすいのでしょうか。
まず「うつ病になりやすい人」の傾向の一つとして「責任感が強い」というものがあります。また「周囲から評価されている人」というデータもあります。
この「責任感が強くて、周囲から評価されている人」は普段仕事や家事などで無理をして頑張り過ぎてしまったり、ストレスと表に出さずに我慢してしまうことが多いのでうつになりがちのようです。
うつ病を予防するために
うつ病の方の多くは「完璧主義者」であることもわかっています。自分は完璧でいなければいけない、、と焦って努力をして無理を重ねていくうちにうつになるのです。それを防ぐために、自分自身が失敗することや完璧でないことを、あなた自身が許してあげましょう。
仕事に追われているなら「絶対に今しなければいけない仕事」と「明日に回しても問題ない仕事」に優先順位をつけてあなたのペースで仕事をすることが大切です。完璧を求めなくてもいいんです。
大阪で心理カウンセリングをしている中で
大阪で心理カウンセリングの活動もしている私は、過去にカウンセリングをしていた方で、うつだった方にも「責任感が強い」という方はたくさんいらっしゃいました。頑張り屋さんで、誰にも負けないくらい努力をする方はやはりうつになりやすい傾向にあります。
もし、今あなたが「うつなんじゃないかな」と悩んでいるならまずは一人で抱え込まずに相談して欲しいです。結果的にうつじゃなくてもいいんです。悩んでいることや辛いことを発散することでうつを予防することができます。
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